なぜホームページが更新されなくなるのか
多くの場合、問題は「怠慢」ではありません。
実は、施設の運営体制の中にある構造的な問題が関係しています。
■ 現場優先でWebが後回しになる
介護現場は常に人手不足と隣り合わせです。
急な対応や日々の運営に追われる中で、Web更新まで手が回らないというのは自然なことです。
「時間ができたら更新しよう」と思いながら、
気づけば数年経っているというケースも珍しくありません
■ IT担当者がいない
企業であれば情報システム担当がいることもありますが、
介護施設ではそうした専門部署がないことも多く、
事務長や施設長が兼任しているケースも少なくありません。
その結果、
- 更新方法が分からない
- 管理画面にログインできない
- どこに連絡すればいいか分からない
といった状況が生まれやすくなります。
■ 制作会社任せでブラックボックス化
ホームページ制作を外部に依頼した場合、
制作当時の担当者しか状況を把握していないことがあります。
例えば、
- 管理画面のログイン情報が分からない
- サーバー契約がどこなのか分からない
- 修正のたびに制作会社へ依頼するしかない
こうした状態が続くと、 次第に「触れないもの」になってしまいます。
■ 担当者が変わると止まってしまう(属人化)
もう一つ多いのが「属人化」です。
これは、特定の担当者しか業務を把握していない状態を指します。
属人化が進むと、次のような状態が起こりやすくなります。
- 更新方法を知っているのが1人だけ
- 管理画面のログイン情報が共有されていない
- サーバー契約やドメインの管理者が分からない
この状態では、担当者が異動したり退職した場合、 ホームページの管理そのものが止まってしまいます。
実際に、「誰もログインできなくなった」 「どこの制作会社が作ったのか分からない」
という相談を受けることも珍しくありません。
こうした状態を防ぐためには、 担当者個人ではなく、組織として管理できる体制を作ることが重要になります。
放置すると何が起きるのか
すぐに大きな問題になるわけではありません。
しかし、少しずつ影響が出てきます。
例えば次のようなケースです。
- 求職者から見た施設の印象が古くなる
- 求人情報とサイト情報が食い違う
- 更新が止まり信頼性が低下する
- CMSの更新が止まりセキュリティリスクが生まれる
また、求職者が施設の情報を調べる際、
ホームページの情報が古いと「今も運営しているのだろうか」と不安を与えてしまうこともあります。
特に採用活動では、ホームページが最新の状態に保たれているかどうかが、
施設の印象を左右する要素の一つになります。
更新が止まっている状態は、気づかないうちに機会損失につながっている可能性もあります。
特に属人化が進むと、「誰も全体を把握していない」という状態が起きやすくなります。
そして厄介なのは、 こうした問題は日常業務の中では気づきにくいことです。
ただし、ホームページの問題に気づいたとしても、
「何から手をつければいいのか分からない」というケースも多いのではないでしょうか。
サイトのリニューアルを考えるべきなのか、それとも運用体制を整えるべきなのか。
こうした判断をするためにも、まずは現在の状態を把握することが重要になります。
まずやるべきは「現状の棚卸し」
多くの施設が、「問題がある気はするけれど、どの程度なのか分からない」
という状態にあります。
その場合、いきなりサイトリニューアルを考えるよりも、
まずは現在の体制を整理することが大切です。
例えば、次のような項目を一度確認してみてください。
- ホームページの更新担当は決まっている
- ログイン情報を複数人が把握している
- サーバーやドメインの契約状況を把握している
- 最後に更新した時期を把握している
- 求人情報とサイト内容が一致している
もし「分からない」「担当者しか知らない」という項目が多い場合、 Web管理が属人化している可能性があります。
まずは現状を整理することで、 どこに問題があるのかが見えてきます。
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大きなリニューアルを検討する前に、 まずは一度、現状を整理してみませんか?