1人の求職者を4社で取り合っているという現実を知っていますか?
厚生労働省の統計によると、介護職員の有効求人倍率は一貫して3.5倍〜4倍超という異常な数値を推移しています。これは、全産業の平均(約1.2倍)と比べると異常値と言えるほどの「超・売り手市場」です。 つまり、1人の求職者を、あなたを含めた4社の施設で奪い合っている状態です。
文字を並べただけの「普通の求人」を出しているだけでは、競合の中に埋もれてしまい、求職者の目に留まることすら難しいという状況であることを理解する必要があります。
他社と同じ「条件面の羅列」に終始していませんか?
ハローワークの求人票や、求人サイトの原稿を見直してみてください。
月給:〇〇万円〜
勤務時間:シフト制(夜勤あり)
休日:週休2日
このような「どこの施設でも書いている条件」だけが並んでいませんか?
(給与が他よりも圧倒的に高いなどであれば目に留まるかもしれませんが…)
求職者から見れば「どこも同じ」に見えるため、あえてあなたの施設を選ぶ理由(フック)が無いという厳しい現状を突きつけられてしまいます。
お金をかけずに今すぐできる!直接応募を増やす3つの策!
では具体的な方法を見ていきましょう。
3-1:対策①:ハローワークの「事業所画像」を今すぐ最大まで埋める
ハローワークの求人票は文字だけだと思っていませんか? 実は、ハローワークインターネットサービスには「事業所画像」を最大10枚まで登録できる機能があります。 多くの施設がここを空欄にしていますが、だからこそチャンスです。
「施設、設備の様子」「スタッフの業務風景」などを載せるだけで、文字だけの競合他社に差をつけることができます。
より魅力を伝えるには、画像は全体的に明るめにし、スタッフの様子も数カット(スタッフ間のコミュニケーションが分かるもの、笑顔や指導している真剣な表情など)と登録すると効果も大きくなります。
3-2:対策②:仕事内容を「現場の1日の流れ」に書き換える
求職者が最も不安に思うのは「入社した後、自分はどのようなスケジュールで働くのか」です。 単に「身体介助、食事介助、レクリエーション」と書くのではなく、
【9:00】朝礼・申し送り(夜勤スタッフからの引き継ぎ)
【10:00】入浴介助(2名体制でサポートするので安心です)
【12:00】昼食のサポート
このように「現場の1日のタイムライン」を具体的に記載してください。働くイメージが湧くことで、応募への心理的ハードルを下げることに役立ちます。
3-3:対策③:「誰でもOK」ではなく、「一緒に働きたい人」に向けて書く
人手不足が深刻な施設ほど、求人票に「未経験歓迎!年齢不問!どなたでもお気軽にご応募ください」と書いてたりしないでしょうか。 しかし、これは逆効果です。
求職者から見れば「誰でもいい=それだけ人が辞めていく過酷な職場なのでは?」と警戒されてしまう可能性を秘めています。
まずは、自社で活躍してくれている既存スタッフの顔を思い浮かべて
「子育てが一段落し、週3日・日勤帯だけで無理なく働きたい40代の主婦(夫)の方へ」
「資格はあるけれどブランクがあり、マンツーマンの手厚い研修から再スタートしたい方へ」
「未経験だけど、働きながら資格を取りたい方へ」
といったように、ターゲットを「イメージできる人」に絞り込み、その人の生活スタイルや不安に直接語りかけるように求人票を書き直してください。働く自分をイメージができることで、他社の好条件の求人を差し置いても、あなたの施設に応募する可能性を高めることができます。
興味が湧いた求職者と強い繋がりを持つために。
上記の対策を行うことで、求人票に興味を持つ求職者は増えるはずです。しかし、ここで知っておくべき重要なポイントがあります。
今の求職者は、求人サイトで良い条件を見つけても、その場ですぐに応募ボタンを押しません。 彼らは必ず、あたなの「公式ホームページ」を裏付け調査しに行きます。
「求人票にはマニュアル化の徹底など業務の細やかさを感じることが書いてあるけれど、ホームページのブログは3年前で止まっているな……」 「ケアの質が高いと書いてあるけれど、サイトのデザインが古くて文字が崩れている。本当に経営は大丈夫だろうか?」
求人票でより良い対策をしても、公式ホームページが「放置された状態」になっていると、求職者は一瞬で不信感を抱き、応募するのをためらいます。
公式ホームページを放置したことで招く応募前辞退という結末。
求人広告費をいくらかけても応募が来ない、あるいは奇跡的に来た応募が面接直前でドタキャンされるといった経験はありますか?その原因の多くは、求人サイトの問題ではなく、「公式ホームページが機能しておらず、前任者が辞めたまま更新されず止まっていること」に他なりません。これこそが、求職者が応募前に静かに去っていく他なりません1番の原因となっています。
求人の応募を増やすということは、単に求人票の文字を変えることではなく、「求職者があなたの施設に触れる、すべてのWeb資産を正しく設計し直すこと」です。
もし、あなたの施設のホームページが「作ったきり、数年間そのまま止まっている」のであれば、それは人手不足を加速させる致命的な経営リスクになっている可能性があります。
なぜ、ホームページの放置がスタッフの心を折り、離職や応募辞退を招くのか? その驚きのメカニズムと、経営者が今すぐ一掃すべき「デジタル・ブラックボックス」の正体については、ぜひ以下の記事をあわせてお読みください。